時効では借主の承認に注意する
借金の時効で最も問題になるのが、借主の承認です。この借主の承認というのは、借主の側で借金があることを認めることです。
時効期間満了前に承認と見られる行為があると、そこで時効は中断します。
また、時効完成後に承認となる行為があれば、時効の利益を放棄したものとみなされ、それ以降時効を主張することはできなくなりますので注意してください。
具体的に「承認」とは?
承認となるのは、次のようなときです。
■支払いの猶予を願い出たとき
■借金の一部でも支払ったとき...など
また、消滅時効にかかった借金を1円でも支払ってしまったら、時効利益の放棄となり、それ以後時効の主張はできなくなります。
夜逃げすれば時効になる?
夜逃げして時効まで雲隠れしようとする人もいるようですが、現実的な解決策ではないと思われます。
夜逃げをするような状況であれば、借金整理を考えるようにしてください。 |