消滅時効とは?
消滅時効というのは、債権者が一定の期間(時効期間)、債権を行使せずに放っておいた場合に、その債権を消滅させてしまうという制度です。
借金の場合ですと、貸主が何の請求もせず、強制執行もしないで、また、借主も借りたお金を返済せずにそのまま一定期間が経過したときに、法の力でその借金を消滅させてしまうというものです。
時効が成立した後の借金の返済請求の効力は?
時効というのは、時間の経過によって権利を消滅させてしまう制度なので、時効が成立した後になって、貸主が返済を請求してきたとしても、法律上は借金を返済する義務はないといえます。
何年経つと時効になるのですか?
借金の場合の時効期間は、貸主が個人の場合には10年です(民事消滅時効)。
また、もし借主が個人で、貸主が消費者金融や金融機関である場合には、5年で時効が完成してしまいます(商事消滅時効)。 |