消費者金融・ローン法律情報館V



相殺による借金の消滅について

相殺とは?

相殺というのは、貸主から借金しているだけでなく、借主も貸主に対して何らかの貸金がある場合に、お互いに支払をする手間を省くために、対等額でそれぞれの借金を帳消しにしてしまうことをいいます。

相殺の条件は?

相殺するには、お互いが借金を持ち合っていることが必要です。

なお、現実には、貸主と借主との間に、何らかの取引関係がある場合に発生することが多いようです。

相殺の方法は?

相殺は、相手方に対して「相殺する」という意思表示をするだけでできます。

なので、相手方の承諾や同意などは必要ありません。

ただし、相殺するためには、必ず相手に対して貸付けている貸金が返済時期に来ていなければなりません。

これは、相殺をすると、結果として自分も返済する代わりに相手にも無理やり返済させることになるからで、相手の借金の返済時期が来ていないのに無理やり払わせることはできません。

時効によって消滅している場合は?

相殺しようとする側が貸付けている貸金が、すでに時効によって消滅している場合でも、その貸金を使って相殺することができます。


超過利息分の取り扱いは?
相殺できない場合とは?
時効制度とは?
時効の援用とは?
借主の承認と時効の中断

相殺による借金の消滅とは?
個人間の借金の利息は?
時効の主張の仕方は?
時効を中断する方法は?
借金整理の方法は?

Copyright (C) 2011 消費者金融・ローン法律情報館V All Rights Reserved