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期限の利益を喪失したらについて

期限の利益とは?

期限の利益というのは、わかりやすく言うと、支払いが滞った場合に期限の利益を失うという特約があれば、分割払いの約束があっても、その約束がなかったことにされて、貸主が残金と利息分を一括で支払えと請求できるというものです。

期限の利益を喪失した場合、どうなってしまうのですか?

ただし、法律上はそのとおりなのですが、実際には、一度や二度の滞納で期限の利益の喪失を主張してくることはほとんどありません。

これは、期日にその月の返済額を支払うことができなかった人が、請求するだけで一括で支払うとは貸主も考えていないからです。

よって、当然、前より督促は厳しくなりますが、話し合いの余地はありますので、万一滞納が重なり、期限の利益喪失を主張されてもあきらめることはありません。

まずは事情を話して再度の分割を交渉してみてください。

なお、住宅ローンの場合は、通常、不動産に抵当権が設定されていますので、交渉に際しては、抵当権の実行がされないように話し合うことが大切です。


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