どのような点に注意したらよいですか?
借主というのは弱い立場にありますので、ともすると貸主側に主導権を握られがちになります。
しかしながら、貸主主導の整理では、借金の回収だけが急がれ、借主の救済にはなりません。
よって、貸主に主導権を握られないためにも、借主は債権者との話し合いにより借金整理をしようとする場合には、次の点を考えて整理の手続きに入るようにしたいところです。
■現在の借金総額をどれだけ減らせるか。
■無理のない返済計画を立てる。
■弁護士や司法書士など専門家に依頼する。
無理のない返済計画とは?
借金の整理をしても、まだ借金が残るという場合には、それについては無理のない返済計画を立てるようにします。
借金整理の目的は、返済苦からの抜け出すことですから、再び返済が遅れたり返済不能の状態に陥るような計画は無意味だからです。
よって、貸主と返済条件の変更※について粘り強く交渉していくことが大切です。
※利下げや返済期日の延期などです。 |