自己破産しても、次のような財産は残ります。

■破産者の日常生活に必要な家具や衣服、台所用品、
■1か月分の食料
■3か月分の生活費として現金99万円まで

なお、破産手続き開始後の取得財産は、破産者が自由に処分することができます。

新破産法は、平成16年6月2日に施行された法律で、支払不能または債務超過にある債務者の財産等の清算手続きのほか、破産者の経済生活再生の機会の確保を図ることなどを盛り込んでいます。

ちなみに、この新破産法では、破産宣告という用語がなくなりました。

高利のヤミ金業者は、官報の破産者リストを利用して、貸付けの誘いをかけてきますので、そのような誘いには乗らないように注意したいところです。

これは、破産をすると、金融機関の利用する信用情報サービスに5〜7年ほど事故記録が載り、銀行やサラ金などからの融資が受けにくくなりますので、非合法の貸金業者から狙われやすいといえるからです。