他の貸金業者から借金して、自分のところの借金を返済してもらえば、業者としては大助かりだからです。

しかしながら、通常、このような業者による紹介先は、これまでよりも金利は高くなります。

というのは、業者にとってみれば、リスクの高い顧客だからです。ですから、一般的に取立ても厳しいのです。

よって、消費者金融などの利用者側からみれば、一時的な安堵感はあったとしても、根本的な解決にはなりません。

借金は複利方式で増え続け、いずれは破産ということになりかねませんので、早急に、弁護士などの専門家に相談して借金の整理を検討した方がよいと思われます。

貸金業者の取立行為等を規制する法律は、貸金業法ですが、この貸金業法21条1項では、次のように規定し、悪質な取立てを禁止しています。

⇒　「債権の取立てをするに当たって、人を威迫し又は次の各号に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動により、その者を困惑させてはならない」

また、貸金業法には、具体的な内容が列記されています。

□返済期日のない借金を突然返せと言われたら？
□死亡した親の借金の請求がきたら？
□金融機関の債権回収：強制執行
□取立て行為の規制とは？
□他の貸金業者を紹介されたら？