内容証明郵便とは?
内容証明郵便というのは、相手に対して、いつ、どのような内容の郵便を出したのかを証明する郵便物です。
内容証明郵便の役割は?
内容証明郵便の役割には、次のようなものがあります。
■内容の証明
内容証明郵便は、郵便の内容がどのようなものなのかを郵便局が証明してくれます。
内容証明郵便は、相手方用と自分用と郵便局用の3通作成しますので、どのような内容の郵便を出したかというのを郵便局に証明してもらうことが可能なのです。
■日時の証明
内容証明郵便なら、いつ送ったのかを証明できます。
■届いたことを証明
配達証明付にすることで、相手方に届いたのかどうか、いつ届いたのかを証明することができます。
以下のような場合には、必ず配達証明付にしておかなければなりません。
⇒ 解除の意思表示
⇒ 時効の援用
⇒ 債権譲渡
内容証明郵便には何か制限はありますか?
内容証明郵便には、次のような字数制限があります。
■横書きの場合
⇒ 26字以内×20行以内 or 13字以内×40行以内
■縦書きの場合
⇒ 20字以内×26行以内
また、内容証明郵便には、資料や写真などを同封することはできません。
内容証明郵便は支払いの請求にも使えますか?
内容証明郵便は、支払いを請求する場合には、督促する手紙の一種にしか過ぎませんので、法律上の効果はありません※。
よって、内容証明郵便が届いても無視する人もかなりいるようです。
しかしながら、内容証明郵便がきたことにより支払う人もいることから、心理的な圧迫効果を狙って内容証明郵便を出すことが多いようです。
※ただし、時効の中断事由の「催告」にはなります。 |