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借りた覚えのない消費者金融からの請求

借りた覚えのない消費者金融からの請求について

今回のテーマは、借りた覚えのない消費者金融からの請求についてです。

例えば、消費者金融からの借金があって返済が遅れていた人に、突然内容証明郵便で、まったく知らないB社信用保証というところから請求がきたというようなケースです。

このような場合、どうしたらよいのでしょうか?

結論から申し上げますと、まずはB社の請求の根拠を確認するとともに、B社に貸金業規制法が及ぶかどうかもあわせて確認しましょう。その確認をしたうえで支払いをすればよいと思われます。

さて、ここでB社の請求の根拠というのはどういったものなのでしょうか?

具体例では内容証明郵便が送られてきたということですから、まずはそれを見る必要があります。

そうするとそこに、B社がどういった理由で請求しているのかが記載してありますのでそれを確認すればよいということになります。

おそらく、消費者金融がB社に債権を譲渡し、B社が代わりに借金の返済をしたので、その金額を請求しているものだと思います。法律的な言い方をすると、B社が求償権を取得したと考えられます。

従いまして、法律上問題なく、D社が消費者金融から、債権を譲り受けていたり求償権を取得しているような場合は、D社に借金の返済をしなければならないということになります。

ただし、D社が貸金業規制法に違反しているような行為があるのであれば、消費者金融やD社を刑事告訴したり、監督官庁への行政処分の申立て等の手段をとることができます。


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